切迫早産入院体験談 1日のスケジュール、週間スケジュール
第2子妊娠中、30週で急に腹痛に襲われ、病院で診てもらったら切迫早産と診断され、緊急入院となりました。
1ヵ月半入院し、36週で退院、38週で無事出産することができました。
切迫早産の入院がどんなものかスケジュールをご紹介したいと思います。
入院して最初に処置されたこと
診察後、すぐ入院と判断され、車いすに乗せられ病室移動。コロナ禍のため、病室には付き添いの人は入れませんでした。
ベッドに移動後、入院着に着替え、点滴を打たれました。ここから24時間入院中点滴をすることになりました。
こちらの点滴はウテメリンという点滴でお腹の張りを抑える薬とのこと。
私が通院していた病院での、入院の判断基準は、つぎのとおりです。
- 子宮頚官長30㎜以下
- 早産マーカーの陽性(エラスターゼ、フィブロネクチンという2種類)
私は、子宮頸官長が25㎜、早産マーカー陽性(どちらか聞けませんでした)のため、入院となりました。
腹痛・吐き気がひどすぎたため、診察を聞く余裕もなく車いすに乗せられ運ばれて行きましたw
入院する際に教えてもらったのはつぎのとおりです。
- おなかが張る回数が多い、痛みを伴う場合はナースコール。
- 着替えたいときはナースコール。
- 移動できる範囲はベッドの上とトイレまで。他は立ち歩き禁止。
- おなかが張らなけれべ、ベッドで座ってもOK。(入院2日で、座ると張ることがわかり、極力横になっていました。)
- カーテン内(大部屋だったので、個人のスペースはカーテンで仕切られていました。)は、マスク外してOK。
簡単に説明され、入院しながらいろいろ把握していった感じです。
切迫早産入院中の1日のスケジュール
1日のスケジュールはつぎのとおりです。
6:00 起床・病室回り
院内放送で検温の指示。起床。体温測定後、看護師さんの病室回りで体温、昨日のおなかの張りの回数、排尿・排便回数、出血の有無を報告します。このときに赤ちゃんの心音の確認を行います。気になることはここで伝えます。欲しい薬(セルベックス(胃痛)、酸化マグネシウム(便秘)、ヘモレックス(痔)等)も相談するとお医者さんにかけあってくれ、その日のうちに持ってきてくれるように手配してくれます。
6:50 朝食
6:40くらいから配膳が始まり、日によってこの時間は前後します。点滴をしているため、ベッドまで看護師さんが運んでくれ、食事後片づけてくれます。コロナ禍なのでカーテンは閉めっぱなしでしたが、以前は大部屋では食事中カーテンを開けて同じ症状で入院中の仲間と会話できたそうです。
7:00~8:00 フリー
診察までの間のこの時間ではみがき・トイレ等すませてしまいます。コロナ禍では、唯一、洗面の時間だけ他の患者さんと会うことがあり、そこで少し会話できます。最初なんて話かければ良いだろうと迷った場合はぜひ、この声掛けを試してみてください。
「切迫早産ですか?/いつから入院ですか?/何週ですか?」
パジャマで点滴をしているのは大体切迫仲間です。お互い会話に飢えています。ちょっと勇気を出すだけで、会話ができますよ。もちろん話したくない人もいて、冷たい態度も取られる場合もありますが、大体これで会話できました。仲間意識が芽生えますよね。1回会話できてしまえば、次の時は、「何人目の妊娠ですか?」や「上の子のクリスマスプレゼントどうしますか?」と、どんどん会話できるようになりましたよ。
8:00 診察
毎朝診察があります。診察する部屋まで車いすで運ばれます。診察では、張りの回数を報告後、膣洗浄、クロマイ膣錠がありました。人数にもよりますが、大体1人5分弱で終わるので、長くても8:30には切迫組の診察は終わり、お医者さんはそのまま出産組の回診にいきます。
9:10 清拭
毎日お風呂に入れないため、背中を清拭してもらいます。午前中の空き時間に週間のスケジュールで入るシャンプーや足浴もやってもらう日があります。これは日によってNSTと前後します。
9:30 NST(ノンストレステスト)
40分NSTを受けます。この時間は日によって前後し、9:30から始まったり、10:00くらいから始まったりします。
10:00~11:00 フリー
妊婦検診や週1回の外来診察が入ったりします。こちらの予約は全て看護師さんがやってくれるため、妊婦検診・外来診察の日は時間が読めません。
11:40 昼食
11:30くらいから配膳が始まり、日によってこの時間は前後します。
12:00~14:00
お昼後なので眠気に襲われますが、14時の病室回りの報告があるので、がっつりお昼寝はできませんでした。
14:00 病室回り
院内放送で検温の指示。看護師さんの病室回りで体温を報告します。このときに気になること等相談できます。
17:50 夕食
17:40くらいから配膳が始まり、日によってこの時間は前後します。
18:30~20:00 フリー
はみがきしたり、お見舞いに来てもらったり、息子に電話したりしていました。私が入院していた病院は旦那さんであれば(こども・親は不可)指定の時間内30分間面会が可能でした。
20:00 病室回り
看護師さんの病室回りで、おなかの張りの回数や痛みを確認に来てくれます。おなかが痛いときはこのときに伝えて、ゆたんぽを借りていました。
21:00 消灯
個室なら自由ですが、大部屋は21:00に消灯されます。手元にライトをつけることは可能です。私は大体この時間に合わせて寝ていましたが、テレビをそのまま見ている人も結構いました。
以上が、1日のスケジュールです。
ご覧いただいてわかるように、必ずやることはあるのですが、午後は大分自由時間があるんですよね。自由時間あって良いじゃんと思われますが、入院中はベッド上の制限があり、さらに、横になって出来ることに限られます。私は最終的にテレビやスマホを脳死でぼーっと見ていました。
痛みや張りが多いと午後に再度NSTを行う日もありました。
プラス思考で考えれば
- 入院中、心音を毎日確認できること
- いざというときはすぐに対応してくれること
この2つは、安心できますね。
切迫早産入院中の1週間のスケジュール
一週間のスケジュールは入院した曜日によって違いますが、ルーティンは大体同じです。
1日目 シャワー・点滴差し替え
1週間に1回唯一シャワーが浴びれる日です。入院当日はシャワーが浴びれないので、検診で入院する人は1回帰れるようであれば帰ってシャワーをさっと浴びることをおすすめします。
シャワーの日までに点滴がもっていたら差し替えをしてもらいます。差し替えたばかりだと(2日程度)針を刺したまま、ビニールで覆ってシャワーをすることになり
2日目 外来診察(妊婦検診)・シーツ交換
週に1回外来診察があります。この日は朝の診察は呼ばれず、外来診察で朝の処置を行います。毎週1回血液検査・尿検査・早産マーカー検査・筋肉注射を行い、退院できるかの判断をしてもらいます。入院中も週数で妊婦検診を行います。入院中の予約は全て看護師さんが取ってくれ、予約表を渡されます。パジャマ・スリッパ・点滴・すっぴんで外来の待合にいるのは最初恥ずかしかったのですが、2週目からは慣れました。
3日目 予定なし
とくになし。毎日着替えられないので、大体何もない日に着替えをしてもらいました。
4日目 シャンプー
美容院でやってもらうようにシャンプーをしてもらえます。シャワーが週1なのでシャンプーをしてもらうとすっきりします。シャワー後3日目がシャンプーです。時間帯は大体9:30~11:00の間で、NSTと前後します。
5日目 足浴
足浴をしてもらえます。ひざ下から丁寧にマッサージをしながらやっていただきました。シャンプーをした次の日が沐浴です。時間帯は大体9:30~11:00の間で、NSTと前後します。
6日目、7日目 予定なし
とくになし。
以上が、1週間のスケジュールです。シャワーやシャンプーなど何かある日は充実した気持ちになります。ですが、全て午前中で終了するので、午後は時間を持て余してしまいます。
まとめ
1日のスケジュールと1週間のスケジュールをご紹介しました。私が入院していた病院の一例です。入院中でも体重の管理は厳しく、入院中の食事を全て食べてしまうと増えすぎてしまったり、胃痛で嘔吐してしまうと体重が減ってしまったり、大変でした。入院しはじめは、様子がわからないので不安が多いと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
切迫早産の入院中悩まされたのは午後の暇な時間です。この時間に何をして過ごしていたかは、別の記事でまとめます。